みうみま小説@香港オープン

 みうみまの2ショットを見るだけで、なぜこんなにも幸せな気持ちになれるのか。なぜ、だらしなく頬がゆるんでしまうのか。
 2019香港オープンであらためて思う。
 ドロー会場における、みうみまが仲良くピースサインを掲げる2ショット写真。メディア向けのセレモニーで、美宇ちゃんが美誠ちゃんの手を取りながらいちゃつきあう動画。
 何度見ても、顔面の各部位の弛緩を抑えられず、表情筋を正常に保つことができない。

 キモい独白を書いているのは自覚している。しかし、もうそんなのは気にしない。キモくて結構、コケコッコーだ。
 ぼくは今、みうみまの二人を心の支えにしながら、日々を生きている。一進一退を繰り返す病気の妻を抱え、もう何年ものあいだ、平野美宇伊藤美誠という二人の卓球選手を応援することで、力をもらっている。それを隠さないことにした。その記録を小説もどきの形にして、残すことに決めた。

 この「ぼく」という、少々気恥ずかしい第一人称の表記も、そのためだ。自分をさらけ出すのはハズい。勇気がいる。でも、フィクションの体裁で「ぼく」という別人格のキャラクターを立てれば、書けそうな気がする。だからここに記す内容には、ところどころにフィクションが混じるかも知れない。

 現在開催中の香港オープン。2019年6月7日現在、平野美宇も、伊藤美誠も、快勝と呼べる勝ち方で中国選手を倒し、ふたり揃ってベスト8に進出している。あとひとつ勝てば、準決勝では両者が激突する。
 正直、見たいような見たくないような対戦ではあるけれど、ベスト4まで勝ち上がれるのなら、東京五輪の代表争いの上でも間違いなくプラスであり、喜ぶべきことだ。この香港オープンはあとから振り返ったときに、とても大事な大会だったと気付くような、ターニングポイントになりそうな予感がしている。
 とりあえず今回は久々の更新。再始動のラボールは前陣つんのめりになりすぎないよう、このくらいにしておこう。

 あ、そうそう。オープニング・セレモニーの「いちゃつき合う、みうみま」の映像。
 あれは「しばらく愛人宅に入り浸っていた夫が、本妻のところへ戻ってきて、妻が喜んでいる幸せな図」にしか見えない。愛人がひなちゃんで、夫が美誠ちゃん、本妻が美宇ちゃんだ。